
施工例
自然の中でのびのびと暮らす(高崎市)
高崎市の市街地から離れた丘の上に建つ、Tさんのお家。
Tさん夫妻は、お子さん4人とおばあちゃんの7人家族。
いえ、隣の畑にヤギさんも2頭いました。
子どもたちを自然の中でのびのびと育てたいと、東京から移住されたTさん一家。
キッチンの点検に伺った日も、こっちこっち、と息子さんたちが畑を案内してくれました。
大きなアイランド。住み始めてまだ2年ですが、ワークトップは早くも良いツヤに育っています。
壁側キッチン。イタリア・ベルタゾーニの大きなガスオーブンが納まっています。ハンドルはママルオリジナルの油焼きアイアンハンドル。
アイランド、壁側、両方にシンクがあるので、家族皆で立っても場所の取り合いになることがなく、ストレスがありません。
ガスコンロはアスコの4口コンロ。業務用に匹敵する大火力バーナーが自慢です。レンジフードも雰囲気ありますね。
日当たりの良い、家の真ん中にある広々としたキッチンは、アイランドと壁側のI型キッチンを組み合わせた2列型のレイアウトです。
部屋の真ん中には1900x1300という大きなアイランド。
この1300という奥行きは、ママルでこれまでに作らせていただいたキッチンの中で最大です。
家族みんなで囲んでお料理をするのにも十分な広さ。
このキッチンこそ、Tさん家族にとって毎日の暮らしの中心、と言えるでしょう。
シンクはアイランド側だけでなく、壁側と2箇所あるので、皆で一緒にキッチンに立っても、場所の取り合いにならず、ストレスがありません。
写真はキッチンの完成から2年ほど経って伺った時のもの。すでに無垢の木のワークトップはよいツヤに育っていました。
見ると、ところどころワークトップに黒いお鍋のあとがついていました。
これは焦げ跡ではなく、鉄瓶やスキレットのような鉄製のお鍋などを熱い状態で水に濡れたまま置くことで、木の持つ成分と反応し、黒く染まったもの。無垢の木には多かれ少なかれある性質です。
実はこれは色戻しの液を塗ってやると魔法のように消せるのですが、Tさんは自然に起きること、と全く気にしていない様子。(私たちは恐縮してしまいましたが…)
むしろ経年での風合いの変化として受け入れ、楽しんでいらっしゃるようでした。
お話をうかがっっている最中でも、時間になるとお兄ちゃんたちは、率先してご飯の支度を始めました。
自然の中で暮らす中で、一人一人が自立しつつも、家族がまさにチームになっているのを感じました。すごいなぁ❣️
施工地 | 群馬県高崎市 |
---|---|
キッチンデザイン | 浦野伸也(スタジオママル) |
製作 | 山口哲平(山口木工所) |
材種・仕上げ |
キッチン本体:ヤマザクラ、エゴマ油+蜜蝋仕上げ ハンドル:アイアン、油焼き仕上げ |
サイズ |
アイランド側:W1900 x D1300 x H850 壁面側:W2700 x D650 x H850 カップボード:W1580 x D550 x H720 吊り戸棚:W780 x D330 x H600 |
調理機器類 |
ガスコンロ:Asko ガスオーブン:Bertazzoni レンジフード:Arietta |