2025年6月9日
キッチンTIP 読みもの
【キッチンお届け日記7】長年の夢を叶えたキッチンリノベーション(千葉県流山市)
千葉県流山市。築数十年になるお家のキッチンを大きくリノベーションしました。
Vさんはカナダのご出身。この新しいキッチンで暮らす日を、何年も前から心待ちに描いてこられたそうです。
Vさんからお話を伺った、カナダのお家のような大きなキッチンには及ばないけれど、L型キッチンとアイランド作業台を組み合わせることで、悠々と動けて広々使えるキッチンに。
シンクとコンロは壁側にあるけれど、やっぱりキッチンのメインはこのアイランドなんですね。
アイランドの扉を開けると、キッチンエイドの大きくて重いスタンドミキサーが、ふんわりと棚板ごとせり上がって出てきます。
使い終わった後は元のようにキャビネット内に収めて扉をパタン。
普段はワークトップの上をすっきりさせておくことができます。
これは、奥さまがカナダで手に入れてこられたリフター金物。さすが、海外には便利なキッチンパーツがたくさんあるようですね。
壁側のL型キッチンも工夫が満載です。
中央のトールキャビネットにはミーレの大きなオーブンをビルトインしました。
カナダで生まれ育ったVさんにとってオーブンは必須とのこと。
腰高の高さにビルトインできる海外のオーブンは、熱々で重い鍋を出し入れしたり、料理の出来具合を覗いたりしやすい。毎日頻繁に使うオーブンだからこそ、このことがとても体にやさしく大切なんです。
オーブンの上には電子レンジを設置できるようブースを、その隣には大きなトロリー式の収納庫を設けました。手前に引き出せば全体が見渡せて、必要なものがすぐに手に取れるというわけです。
さらにその隣には、野菜を収納するための引き出し。Vさんと海外のキッチンサイトを見ながら考えました。底がスノコ状になっているので通気性がよく、野菜が日持ちするんですね。
家電類の電源コードは天板のスリットから通してしまうので、余分なコードがなく天板面をすっきりさせることができます。
L型キッチンの悩みはコーナー部分がデッドスペースになりやすいこと。
複雑な動きをする収納金物や回転バスケットなども見かけますが、アクセスしづらい割にそれほどの収納量はないことが多いもの。そこで一工夫。
普段はトロリーワゴンで引き出しのように使います。
このワゴンを完全に引き出すと、その奥にもスライド棚があって、コーナー奥に収納したものも手前まで軽々とせり出てきます。
もちろん、コーナー奥に収納するものは使用頻度の低いものを収めることがコツですが、こうして完全に奥までアクセスでき、100%スペースを使える棚を実現することができました。
日本のこの家で暮らしはじめてから長い間、自分らしく暮らせるキッチンを描いていたというVさん。完成したキッチンを初めて見た時には思わず涙が出た、とお話ししてくださいました。
Vさんにとって、心から立つことが楽しいキッチンになりますように、と願って作らせていただきました。ありがとうございました。
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