これまでライフスタイルマーケットの1Fでご覧いただいておりましたキッチンのショールーム、7月29日(火)より、店内の2Fへお引っ越しします。
これに伴いモデルキッチンを一新し、徐々にですが、新しいキッチンをご紹介していこうと思っています。
工房では今、その新しいキッチンを製作しています。
これまで木のキッチンができていく様子など、ご紹介して来れませんでしたので、今日はちょっとだけ…。
これは「板接ぎ」という工程です。
ママルの木のキッチンは、全て無垢材でできていますが、まず最初に様々な木材を選り分け、木目が自然になるよう並べながら接着し、キッチンをつくるための幅広い板を何枚も作っていきます。
オレンジ色の「クランプ」という道具で、しっかりと接着されるまで、こうやって締め上げておくんですね。
木目の流れやそれぞれの木の性質や乾燥状態などを読んで、適切に材を選ぶこと。
一見地味な作業ですが、実はこれこそが木工家具職人さんの、一番の腕の見せ所です。
しっかりと接がれた材は一枚板以上に安定し、年月が経っても接ぎ目が割れたりすることはほとんどないんですよ。
続いて、脚になる部材づくり。
木工旋盤という機械で、角材を徐々に丸く削っていきます。
すっかり丸くなりましたね。
ちなみにこれはママルでも一番人気のヤマザクラの木です。
あたたかい赤みを帯びた色が魅力的なヤマザクラですが、塗装する前は実はこんなに白っぽいんですね。
そして最後に本体。
こんな風に組み立てていくんですが、まだどんなキッチンになるのかわかりませんよね?
こちらのキッチン、これまでにない可愛らしいキッチンになりそうです。
キーワードは「家具キッチン」、そして「組み立てキッチン」。
もうすぐ完成です。ぜひお店でご覧下さいね♪