とある会社のオフィスに、とっても小さな木のキッチンを作りました。
不動産を扱われているこの会社のオーナーは、住宅設計やインテリアにも精通された方。会社の給湯室にあるようなミニキッチンではなく、小さくとも、心からかわいいと思えるキッチンを望んでいらっしゃいました。
木のキッチンの出番です(*^^*)
幅1500、奥行き600の、小さいけれど存在感のあるキッチンができました。
でも、小さいから、オフィスだからといって料理もできないようではキッチンとは言えません。限られたサイズの中で、シンクと作業スペース、クックトップのバランスを綿密に考えて、少しの無駄もないようにプランしていきました。
クックトップは1口サイズのIH。シンクや水栓の大きさも通常より小ぶりの絶妙なサイズのものを選びました。収納も驚くほどたっぷりととれました。
そして、シンク下はゴミ箱などを置くスペースに。(ゴミ箱の置き場所って、大切です!)
シンクとIHの間にしっかりと作業スペースもありますから、ちょっとした調理でしたら十分にこなせます。
そしてそして、こんなにコンパクトなのに、対面キッチンなんです♪
単なる給湯室のキッチンとして隠してしまうのではなく、無垢の木のキッチンをお客さまからも見えるようにしたことで、まるで誰かのお家を訪れたかのような、居心地の良いオフィスになりました。
スペースに限りがあって、既製のキッチンではしっくりくるものがない…
既存の部屋に、ちょっとした調理のできるコーナーが欲しい…
メインのキッチンとは別に、こんなセカンドキッチンがあったら毎日が面白そう。
「お家カフェ」や「ホームバー」にして楽しむのもいいかもしれませんね〜♪
施工地:長野県松本市
デザイン:浦野伸也(スタジオママル)
材種:ヤマザクラ
キャビネットサイズ:W1500 x D600 x H850