今年、生まれて初めて沖縄に行きました。
まあ、染まりやすいσ(^^)ですので、どこへ行ってもそうなのですが、にわか沖縄ファンになって帰ってきました。
それ以来、沖縄が舞台の映画を観たり、琉球民謡を聴きこんだり、近所の沖縄料理屋さんに通ったり…。
わかりやすいですね~。
勢い余って、6月30日の沖縄慰霊の日には、にわか琉球バンドを結成して、沖縄イベントに出演しちゃいました!
もちろん琉球料理もずいぶんトライしましたよー。各種チャンプルーから沖縄そば、琉球スイーツまで。
さて、そんな中で、あまりに旨すぎて、何度となく作り置きしているのが、ソーキの煮付け。ソーキとは豚のアバラ肉のこと。ソーキそばの上にのっている、甘く煮付けたお肉ですね。
ある日、近所のスーパーをのぞくと、このアバラ肉を発見!あー、売ってるのね~。
信州でこの手のお肉が果たしてどの程度売れるのか疑問ですが、とりあえず狂喜乱舞して買い占めました(笑)。
さすがに安いですね。でも、これがあの旨いソーキになると思うと…!やめられません。
まずは、茹でこぼします。大量のアクが出るので、茹でたら流水で洗って落とし、水をかえて煮ます。臭み消しにしょうがをひと欠け。
(写真はアク取り後です)
肉が顔を出すぐらいにお湯を捨てた後、泡盛500cc、黒糖300g、しょうゆを250cc、かつおのだし汁250cc入れて、圧力鍋で30分ほど加熱します。(肉は1キロちょっとです)
味付けの分量は最初に教わったものからちょっと変えています。甘目が好きなので、砂糖を多めに。普通の砂糖でもいいですが、今回は琉球に敬意を払って黒糖にしてみました。素晴らしいコクが出ます。
まあ、多少違っても肉の旨みで何とかなってしまうので、味見をして甘め、濃い目、自由に調節してみて下さいね。
我が家の圧力鍋はフィスラーの4.5L。大きすぎず、小さすぎず、手頃なサイズです。それまで使っていた鍋は小さすぎて、今回のようにそれなりの量を作り置きするのには小さすぎました。
圧力をかけて30分ほど、そのあと自然に圧が抜けるのを待ちます。
この手の肉の煮込みは、煮すぎると骨は軟らかくなるけれど、まわりの肉もぱさぱさになってしまうので、煮過ぎには要注意。少し煮足りないぐらいでとめておいて、あとはふたを開けて、固さを見ながら煮るといいかもです。
特に圧力鍋の場合、5分長く煮ただけで、ずいぶん火が通りますので、控えめに!
で、煮込み終わったのが上の写真。肉の脂がずいぶん抜けて、上に浮いています。その分、肉も少し小さくなってます。ですから、1キロ仕込んでも全く平気!(あまりに旨いので、あっという間になくなってしまいますよー)
読谷のやちむんの里で買った大皿に盛り付けて、出来上がり~♪
あばら骨もクニクニとした食感になって、旨いんです!泡盛を大量に入れて煮込んでいるからでしょうか。泡盛があうんだなぁ、これが!
たくさん作ったら冷凍して、ソーキそばを作るときに使います。
ちなみに、この肉の旨みがたっぷりの甘辛い煮汁で、にんじんや厚揚げ、オクラなんかを煮付けるとまたおいしいそうです。煮卵もおすすめですよ。
普通のうどんでも、このソーキをのせたら、ちょっとソーキそば風の味わい。おすすめですよ~!