国産の無垢材で自由に作る「木のオーダーキッチン」の専門店

Q. 木のキッチン、ちゃんと手入れできるのか心配です。

木のキッチンをご覧になったお客さまから、最も多く尋ねられるのが、この質問です。

今日も、あるお客さまにその返事を書きました。せっかくなので、このブログにも書き残しておきましょうね。

Q. 天板はもちろん木がいいのですが、メインテナンスのことを考えると、どうなんでしょう? 私は面倒くさがりなので、ちゃんと手入れできるか心配です。

A.   みなさん木のワークトップは特別お手入れが大変なのでは、とお考えになる方が多いようなのですが、実際はむしろ気楽なものだと私は思っています。

確かに、木のワークトップはこまめに拭いてあげることは大切です。しかし、水や油、お醤油などをこぼしたからといって、たちどころに汚れてしまう、痕がつく、傷んでしまう、というものでもありません。(ママルの木の天板は、無垢材をエゴマの油と蜜ロウで仕上げています。)実際、水などこぼしても玉のように弾きますし、もともとエゴマの油で仕上げているので、後からこぼした油がシミになるという事もありません。

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もちろん、木であってもステンレスであっても、毎日使うキッチンですから、次第にキズはつきますし、痕もつきます。
ただ、それがいけないことだとは思っていません。毎日の生活の中でついた小さな傷は、キッチンをより味わい深く、そして気兼ねなく使えるようになっていくための仕上げのようなものだと思うんです。

また、ステンレスでは難しいですが、木の天板の場合は、ちょっとしたキズや痕は、サンドペーパーでなでたり、蜜ロウワックスを塗ってやることで、簡単に修復できてしまいます。これが合板とは違った、無垢材の良さですね。

(ママルでは)こうして、お使いになる方自身で、毎日の手入れやちょっとしたメンテナンスができるように、あえてニスやウレタンを塗っていないんです。

木のキッチン・天板はむしろ、とてもおおらかで気楽なものだと思っています。

もちろん、リビングからの眺めもいいですが、何より、キッチンに立つ人を気持ちよく、元気にしてくれると思います。この感覚をぜひたくさんの方に味わっていただきたいんです。

いつでも新品同様、メンテナンスフリーを目指すのではなくて、自分たちでちょこちょこ手入れしながら、キズも思い出の一つとして積み重ねながら、愛着を持って永く使っていく。

古いけれど、愛着があって、使い慣れていて捨てられない。なんだか新しいものに買い替える気になれない。皆さんもそんなお気に入りの道具、ありませんか?

自分のお気に入りの道具とは、そんな風につきあっていって欲しいなぁ、と思っています。

木のキッチンはまさにそんな感じ。ほぼ毎日欠かさず使うものだからこそ、気兼ねなく、気分よく立って欲しいんです。

そして、一日の終わりに、お疲れさん、とそっと拭いてあげて下さい。木のキッチンも、たぶん喜んでますよ(^^)

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